テラスハウスとタウンハウスの違い

こんにちは!

神奈川県横浜市の走る不動産鑑定士です!

さて、現在、東京都内の某高級住宅街のタウンハウスの評価をご依頼いただいております。

よく「タウンハウスとテラスハウスはどう違うのですか?」と聞かれることがあります。
・・・自分も数年前までよくわかっておりませんでした。


どちらも隣家と壁が接して繋がっていて、外観上ほぼ似ています。

では何が違うのかというと、「敷地の所有形態」なのです。
タウンハウスは建物は所有者の単独所有ですが、敷地は共有(敷地権など)となっています。

一方、テラスハウスは、土地・建物とも所有者の単独所有。

つまりタウンハウスは共有地上にそれぞれの建物を所有し、テラスハウスは分筆され区切られた土地・建物を主有しています。

また、タウンハウスは建築基準法上は「共同住宅」、テラスハウスは「長屋」となります。

よって、タウンハウスは管理費・修繕積立金がかか、管理組合も存在するというのも特徴となります。
またタウンハウスも完全に自己所有とはいえ、長屋形態になっているので、建て替えは非常に難しいという問題があります。

賃貸で住んでいる分には両者はあまり変わらないのですが、自己所有となるとかなり差異が感じられますね。

東京都内においては、あまりタウンハウス・テラスハウスは一般的ではないようです(評価しようと思っても取引事例等が非常に少なく苦労しています)

「持ち家志向」が強い日本において、戸建てとしては壁の問題等があり、マンションとして利用するのであれば構造上(木造が多いので)やや弱く・・
ちょっと中途半端に映ってしまうのかもしれないですね・・・・

そんな感じで現在評価をしておりますが、きっちり仕事をして、依頼者様の悩みを晴らす「照らすハウス」のような存在でありたいと思います。
あ、タウンハウスだった(どうでもいいか)